偉くない
始業開始の40分前には出勤してるのですが、暇なので会社の前の道を15分だけ毎朝掃除しています。
特に誰かの為ではなく、なんとなくやってたことだったのですが、毎朝やってるうちにこれは結構自分の為になるなと思ったので続けるようになりました。
昔、東京駅の高層ビルに本社があるお客さん先に上司と訪問した時の話です。
応接室で待っていて、窓の外を見ると皇居が見下ろせました。
その時に上司が「こんなとこで働くもんじゃないよ」と言いました。
私はなんでですか?こんなに立派なビルにうちも入りたいじゃないですか。というと、
「こんな皇居を見下ろせる場所で働いたら、自分が偉くなったと勘違いしてしまう。偉くなったと思ったら人間終わりだ」と
自分が偉いと思ってしまったら、そこまでだ。もっと偉くなりたきゃ、まだまだ自分は偉くないと思い続けることが重要。
って意味に私は捉えました。
前の会社では、オフィスの掃除はどこの支店も清掃業者の方がやってくれていて、その方々は自分よりも大抵歳上でした。
掃除一つ取ってもそんな環境にいたら自分は偉いやつだと勘違いしてしまいそうだなと私は思いました。
別に会社の前の道が綺麗でも汚くてもどうだっていいんですが、まあそんなことの自戒のために毎日続けています。
特に今は勘違いしてしまいそうな扱いを受けることが多いので。