経済人
最近、行動経済学って面白いなぁと思って色々と読み漁っていたのですが、
その中でよく経済人という言葉が出てきます
経済人という言葉については、初見だった(学生時代に教わっていたのかもしれないけど、忘れてる)だったので少し驚きでした
というのも、経済人の指す意味と同じ概念についてよく考えていたからです
経済人とは、経済合理性を判断の最重点として行動する人間(実在しない、最も賢く最適な行動をする人間)といった具合の意味です
行動経済学は、人間ってみんなバカだから、合理的な行動ができる人なんかいないよ
感情の生き物なんだから、消費行動に伴う感情・心理をきちんと理解しようねという学問です
全ての人が経済人であれば、株価の値動きは想定することができるようになるし、躊躇なく皆が皆損切りできるし、ブランドなんて概念は成立しなくなるし、人間の営業マンは無価値になるし、
こんなに面白くない市場はないわけです
売る側も買う側も経済人ではなく、愚かな感情の生き物だからこそ、マーケットの動きは誰にも予想がつかず、面白いのだと思います
さて、そんな経済人の話ですが、
意図的に必要な場面で経済人になることは経営者にとって大切な素養ではないかと考えます
感情によって自らが生み出した企業理念・夢・目標達成の為、敢えて経済人として判断・行動していく
そんな行動指標もあっていいんじゃないかと思いました