ノーマルな感性
妻には、お金に不自由がなくても、バイトでも時短でもいいので働き続けて欲しいと言っています。できればお客さんや不特定多数の人と関わるような仕事で。
それは、いつもノーマルな感性を持っていて欲しいと思うからです。
ノーマルな感性とは、「大半の人はこう思う」を同じように感じとる能力です。
大局を理解する能力ともいえます。
個性とは対極的な能力ですが、重要な能力です。
何故必要かというと、善悪の判断・共感の喜びに必要な能力であるからです。
ノーマルな感性というのは、世の中の流れと同じように目まぐるしく変化していきます。その大局の流れ感じ、自分の感性に反映していく為に、偏らない多くの人と接する必要があります。だからこそ、受け身的でも多くの人と接することができる仕事に従事することは、否応なしにノーマル感性を磨くことができるのです。
無論、個性も大事です。
個性とノーマルな感性は対を成すと思っています。
例えるなら、
日本は鎖国によってメリットとデメリットを得ました。
メリットは文化醸成。デメリットはテクノロジーの恩恵を受けられなかったこと。
個性は鎖国して作るもの。
ノーマルな感性は交易で作るもの。
この二つのバランスだと思います。
開国しすぎて1人の時間を持たないことは、「個」の魅力のない人物になってしまいます。
逆に鎖国ばかりして誰とも話さず1人でいると、変人になってしまうわけです。
ゲームの面白さについて語った記事の中で、読み合いについて書きました。
読み合いとは、相手の考えていることを見抜こうとすること、相手の立場に立って考えることです。
読み合いもノーマルな感性がなくては、相手の気持ちなんて理解できないのです。