人間関係のフィルタリング
私の人生で大きな引越しは今回で3回目となるのですが、引越しをする度に人間関係について考えたりします。
今日はそのことについて。
・人間関係のフィルタリング
一度目の大きな引越しは中学3年の時、
兵庫→福島への引越しでした。
幼少期から育った場所で、長い付き合いの友達もたくさんいました。
だから、とにかく寂しかったものです。
しかし、時間が経つにつれ、私にとって大切な人間関係は本当にごく一部の人だけだったんだなと気付きました。
今まで毎日会っていたような人たちがいなくなっても何ら支障なく、新しい環境で新しい人間関係を築いて、楽しい日々を送れたからです。
ごく一部の大切な人というのは、引っ越した後もとにかくこまめに連絡を取り合っていた友人が1人。あと親戚。
その友人とは、以来13年間近くに住んでいませんが、未だに連絡を取り合ってちょこちょこ会っています。
いうならば、人間関係のフィルタリングといったところでしょうか。
この経験を若いうちにできたことは、今考えると大きな財産でした。
1月から何度となく送別会とか、最後に会うとか、飲み会に参加してきました。
場を設けていただけることは、本当に有難いことではあるのですが、多くの人たちから受ける印象は、「多分もう一生この人たちと関わらないだろうし、私の今後に本心から興味はないだろうな」というものでした。
もう3回目の引越しなので、特に寂しくも思わない程度には耐性がついているのでしょう。
関東には9年ほど住んでいましたが、おそらく今後も付き合いを続ける人というのは、思い当たるところで4人ほどかなと思います。
4人というのは少ないでしょうか?
私は1度目の時が14年で1人だったので、9年で4人も付き合いを続けられる人がいれば十分すぎる成果だと思っています。
自分にとって大切なものがよく見える、良いきっかけになるのが引越しです。
・地元信仰
盲目的な地元信仰者とは、価値観が合いません。
理解できないからです。
私にとっては、どこも住みよい場所でした。
それを差し置いて地元が一番と本心から言うことはできません。
「地元の為に」なんて言って、地元で稼ぎ、地元で使うのも理解不能です。
地元の中で経済を回しても、大好きな地元は豊かになりません。
本当に地元の為に何かしたいのであれば、外で稼いで、地元で使うが正解であると思っています。
会社を作って、本社を地元に置き、東京ですこぶる稼いで法人税を地元に納める方がよっぽど貢献できるのではないでしょうか?
そこまでするほどには、地元愛は深くないのでしょうか?
よく、そういった人たちに、
本当に地元が好きなら外に出た方がいいと話します。
多分理解してもらえないと思いますが…
彼らが欲しているのは、口では「地元への貢献」などと大義を掲げますが、
「住み慣れた場所に守ってもらいたい」と言っているようにしか私には聞こえないのでした。